米連邦準備制度理事会べいれんぽうじゅんびせいどりじかい（ＦＲＢ）が今年最後ことしさいごの政策会合せいさくかいごうで金利据きんりすえ置おきを決きめたことを受うけ、１３日にちの米国市場べいこくしじょうは高騰こうとうした。ダウ工業株平均こうぎょうかぶへいきんは１．４％高だかの３万まん７０９０ドル２４セントで取引とりひきを終おえ、約やく２年前ねんまえにつけた従来じゅうらいの最高値さいたかね３万まん６７９９ドル６５セントを上回うわまわった。

Ｓ＆Ｐ５００指数しすうは１．４％高だか、ハイテク株中心かぶちゅうしんのナスダックも１．４％高だかとなった。積極利上せっきょくりあげを２年間続ねんかんつづけてきたＦＲＢが金利据きんりすえ置おきを発表はっぴょうし、来年らいねんは３回かいの利下りさげを想定そうていしていると明あきらかにしたことを好感こうかんした。

１３日にちの高騰こうとうにより、ダウの年初来ねんしょらいの上あげ幅はばは１１．９％に到達とうたつ。Ｓ＆Ｐ５００も過去最高値かこさいたかねまであと２％ほどに迫せまり、年初来ねんしょらいの上あげ幅はばは２２．６％に上のぼった。ナスダックは今年ことしここまで４０％あまり上昇じょうしょうしている。

会計事務所かいけいじむしょＲＳＭのチーフエコノミスト、ジョゼフ・ブルスエラス氏しは１３日にちのメモで、「１２月がつの政策会合せいさくかいごうの主おもなポイントは、ＦＲＢがソフトランディング（軟着陸なんちゃくりく）と完全雇用かんぜんこようを見込みこんでいること、現在げんざいの景気拡大けいきかくだいを支ささえるためフェデラル・ファンド金利きんりを少すくなくとも７５ベーシスポイント引ひき下さげる意向いこうだということだ」と指摘してきした。

「我われわれ々の立場たちばからすると、これは中央銀行ちゅうおうぎんこうが投資家とうしかや政策立案者せいさくりつあんしゃ、国民こくみんに贈おくることができるほぼ最高さいこうのホリデー・プレゼントだ」とも記きした。

市場しじょうが高騰こうとうする中なか、市場心理しじょうしんりを示しめす七ななつの指標しひょうをもとにＣＮＮ Ｂｕｓｉｎｅｓｓが算出さんしゅつする「フィア・アンド・グリード指数しすう」は引ひき続つづき「強欲ごうよく」圏内けんないで推移すいいしている。指数しすうが「恐怖きょうふ」圏内けんないにあった１カ月前げつまえからは状況じょうきょうが様変さまがわりした。